坐骨の幅は大事。

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サドルと自転車は切っても切れない深い関係にあるのは、特にロードバイクに乗っていると顕著に感じますね。
サドル探しの長い旅に出て、泥沼にハマる人も多いと か・・・

僕の場合は最初に買った中古のロードバイクに付いていたスペシャライズドの「Toupe」がけっこうお気に入りでした。
薄っぺらでカチンカチンのサドルですが、座面がしなるので意外と痛くならない不思議なサドルです。
ただ、このサドルは100〜150kmぐらいまでで、それ以上はセッティングやレーパンのパッド次第で使えるかどうか?・・・

で、ブルベ対策で投入したのが、オダックス埼玉の方からオススメいただいたセラサンマルコの「Zoncolan」。
グランツールでも有名なZoncolanという激坂の名が冠されたサドルは、平地も坂も漕ぎやすかったのですが、欠点が二つ。

ひとつは、表面の素材が柔らかすぎて、すぐに痛みやすい点。
バイクを不用意に寝かせるとサイド部分がすぐに破れてきます。

もうひとつは欠点というより個人的な相性の問題。
後方座面の幅が狭めなので、どうも坐骨が両方ともぴたっと収まらない感じ。
これで、とりあえず昨年300kmブルベは完走しましたが、合わないと判断。

そして、今のバイクに変えてからこの1年愛用しているのが、PrologoのZERO Nack Carbonという座面の広いタイプ。
コイツにとりあえず落ち着いていますが、これもどちらかというとレーシーなタイプ。
富士チャンレンジ200や200kmのブルベまではこれで行けました。
300kmは今年まだブルベで走れてませんが、たぶん行けるでしょう。
ただ、問題はそれ以上、400km、600kmというウルトラロングライド。

今週末、BRM512興津400kmを走る予定です。
静岡の興津から長野まで行って帰ってくるルート。
初の400kmチャレンジでかつ、今年まだ300kmをクリアできていないのに、いきなりハードルのバーを上げた感じ(笑)

今まで使ってきたサドルのサイズと重さを比較すると、

■Specialized Toupe
サイズ:143mm
重さ  :170g
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■Sella San Marco Zoncolan
サイズ:127mm×288mm
重さ  :192g
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■Prologo ZERO Nack Carbon
サイズ:134mm×278mm
重さ  :165g
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いずれもカタログ値で200gを切っている軽量サドルです。
中でも、さすがにPrologoはカーボンレールだけあって軽いです。
この軽さながら、パッドもそこそこあって、座面も広いので乗り心地も確保されている。
ただ、カーボンレールって振動吸収性が良いと思いきや、しならないのでかえって固いらしい・・・騙されたw
まあ、ベースがある程度しなる構造なのでかなり緩和されているとは思いますが。
形やフィット感はToupeとわりと似ています。

という感じで、これまでを振り返りつつ前置きが長くなりました。
これからが本題です。

今日、仕事帰りにスペシャライズドのコンセプトストアに寄って、坐骨の幅を計ってもらいました。
一枚目の写真のような長いジェルパッドにしばらくまたがって、パチンコ玉みたいなのを二つ落とすと、くぼみで止まる。
二つの玉の間の距離が坐骨の幅になります。

お姉さん曰く、「115mmなので真ん中ぐらい、普通ですよ」。

オレってそんなに短いのか?・・・というのは冗談(そこのサイズじゃないw)
坐骨の幅が人より幅が広いかも、と思っていたので意外。

「143mmがちょうどいいと思います」

これは予想通り(自分なりの仮説が証明された)。
スペシャは130mm、143mm、155mmと3つの座面タイプを用意している。
Zoncolanの実績からして、130mmは自分には狭いと思う。

サドルって形状や作りも大事だけど、自分の坐骨の幅と合ってないと意味がない
そもそも、僕が115mmで真ん中ぐらいということは、世の中のサドルの多くが幅が狭すぎるのではないか?とお姉さんに疑問を投げかける。

「ブルベなどのロングライドに合うサドルは?」

「AvatarとかToupe Plus ExpertかS-Works Chicaneあたりか?・・・」

さっそく、テスト用のバイクの3種類のサドルを付けてローラー台でテストさせてくれました(閉店間際に申し訳ないw)。

こちらを参考。
http://www.specialized.com/ja/ja/bc/SBCEqProductList.jsp?sid=2012EquipSaddlesRoad&pscid=1009&scid=1138

まずは、Toupe Plus Expert。
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ああ、この座面のしなりは、やはりToupeと感じさせる気持ち良さ。
加えて、ノーマルのToupeよりもクッションがしっかり入っているので乗り心地もソフト。
いい感じですが、お姉さんの解説だと「センチュリーライドまでの距離なら・・・」。

次に、Avatar。
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スペシャの設定ではもっともロングライド向けだとか。
またがって漕いで見ると、座面がしなる感じはない。
パッドもそんなに柔らかい感じはしない。
結果的に、Toupe Plus Expertとの違いがイマイチわからない・・・
座面がしなる分、Toupe Plus Expertの方が感触は良かった。
お姉さんいわく「でも、長い距離で後半に差が出ますよ」。

最後に、S-Works Chicane。
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これはお姉さんが言った通り、使い道が難しい。
ケツを一カ所にガッチリ固定して乗るのに向いてそうなクラシックな感じのデザイン。
座面の幅はすべて同じ143mmなんだけど、サイドが落ち込んだデザインなので、実質的にはもっと幅が狭い感じ。
加えて、落ち込んだ部分の先が張り出して固いので、ペダリング時にももの付け根が当たる感じがする。
これは直感的によろしくないと身体が反応。
ロングには向きそうにない反面、短距離のスプリントレースとかでガシガシ踏んでパワーを出したい時には良いかもしれない。

3つのサドルを試してみて自分に合うサドルの条件としてわかったのは、

1)135〜140mm前後の幅が望ましいが、カタログ上の座面の幅よりも実際に使える幅の方が大事
  →Prologoは座面幅は134mmしかないが、フラットに近いので有効面積が大きい
  →143mmもあるとちょっと見た目はカッコ悪くなるのが悩ましい

2)ペダリング時に擦れない、痛まないのは必須(当たり前のことだけど)
  →最初に違和感を感じたら、さっさと諦めた方が良さそう

3)一点にガシッと座りっぱなしよりも、前後の移動がしやすい方が良い
  →Toupe、Prologoのように座面がフラット気味で、後方が少し尻上がりのタイプが合う感じ
   →前後の移動がしやすいと、ケツの負荷を分散させやすい

今日はとりあえずCheckだけで引き上げてきましたが、とても勉強になりました。
スペシャ製品はシューズのフィット感が良くて愛用してますが、さすがにサドルもよく考えて作られています。

ブルベ前にサドル交換はリスクがあるので、今回はパッドが厚めのレーパンで頑張ってみることにします。
と言いつつ、ロングライドにもスプリントにもヒルクライムにも適した手頃な価格のサドルがあればと思う今日この頃。
そんな都合の良い条件で見つけるのは難しそうだけど、フィジーク辺りもテストサドルを借りて試してみようかな。

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by rintarou555 | 2012-05-10 00:17 | 自転車いじり | Comments(0)

50年間のカナヅチ人生を経て、トライアスロンに挑戦するへっぽこトライアスリートの備忘録的日記。


by りんたろう