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注目度高し!ペーター・サガン

昨日のツールドフランス第5ステージ。
ゴール前3.2kmで不運にも落車に巻き込まれてしまったサガン。
サガンなら勝てたステージだと思うので残念ですが、なんとかポイント賞ジャージは守りました(さすがに表情は冴えないけど)。
注目度高し!ペーター・サガン_e0265002_1045143.jpg

それにしても、落車に巻き込まれた際のボディバランス、バイクのコントロール力がスゴかったですね。
注目度高し!ペーター・サガン_e0265002_10453993.jpg

さすがに目の前に自転車が転がって来ては避けようが無かったですが、あればなければ何事も無かったように走り抜けてゴール前のスプリント争いに加わっていたでしょう。

ところで、ツールドフランスのサガンのチョコチョコとことを書いてたら,blogのアクセスログの検索キーワードが・・・

2012年7月4日のレポート
順位 検索キーワード 割合
1 サガン 21.95 %
2 ペーター・サガン 14.63 %
3 ペーターサガン 13.82 %
4 ツールドフランス 12.2 %
5 ピーターサガン 9.76 %
6 ピーター・サガン 9.76 %
7 ピーター 7.32 %
8 ペーター 4.07 %
9 昭和記念公園 3.25 %
10 キャノンデール 3.25 %

上位10位までのうち、サガン関係がほとんどじゃないですか!
まさか、サガン=サガン鳥栖のこととは思えないし(笑)

おかげさまで、最近書いたこちらの記事へのアクセスをたくさんいただいています。

■怪童ペーター・サガン早くも二勝目!@ツールドフランス2012
http://at105rpm.exblog.jp/18307768/

■追記>ピーター・サガン〜規格外のグリーンモンスター。
http://at105rpm.exblog.jp/18003965/

ここに来て、サガンへの注目度がかなり上がってそうですね。
今シーズンからJSportsがBS枠に移行して、ロードレース中継を見始めた人は多いと思います。
で、いきなり、ジロデイタリアやツールドフランスといった大舞台で堂々たる活躍ぶり。
あんな規格外の勝ち方をしたら、そりゃ、注目度が上がりますよ。

僕は自分がキャノンデールのバイク(チームレプリカカラー)に乗っているのもあって、昨年のシーズン序盤からニュースサイトでチラチラと活躍はCheckしていましたが、本格的にファンになったのはツールドスイスで初日のTTでカンチェラーラ、TJ・ヴァンガーデレンに続く3位を穫った辺りから。そのスイスの第3ステージでは、単独で逃げるクネゴをテクニカルでリスキーな下りであっという間に追いつめたのを見て、ぶったまげた。

ツール・ド・スイス2011第3ステージ
悪天候の山岳で逃げ決まる サガンが優勝し、クネゴが総合首位浮上
http://www.cyclowired.jp/?q=node/61244

クネゴだって下りは定評のあるライダー。
この勝ち方を見て、これはとんでもない怪物かもしれない・・・と思いました。
ロードバイクの世界では、登りは努力、下りは天性と言われるそうです(昨年のスイスの時の解説者いわく)。
あの下りの速さは間違いなく、天性の才能、加えて、10代の頃から親しんで来たMTBやシクロクロスで身体に染み付いた荒れた路面でのマシンコントロール力の賜物でしょう。
3大レースに次ぐ格と言われる昨年のスイスではステージ3勝&総合8位の活躍。

今年のスイスでも初日のTTでカンチェラーラを退けて優勝できたのは下りのテクニカルセクションでの速さと言われています。

ツール・ド・スイス2012第1ステージ
カンチェラーラを下した韋駄天サガン 7月に期待をもたせる最速タイム
http://www.cyclowired.jp/?q=node/85652

そのマシンコントロール力は、先月のツールドスイスの第3ステージのゴール前、壁にぶつかりそうにながら崩したバランスをとっさにクリートを外して脚で地面を蹴って立て直したのに続き、今回のツールドフランスの初日のプロローグでリアを滑らせてあわや転倒の場面でふたたびとっさにクリートを外して立て直した。解説者やゲストも呆れてましたが、動物的とも言えるボディバランスとマシンコントロール力だと思います。

というわけで、昨シーズンからサガンを絶賛PUSH中です。
今期は期待を裏切るどころか、上回る活躍を見せてくれて嬉しい。
お茶目なゴールポーズも楽しませてくれるし、最高。

彼の経歴、戦績をざっと振り返ってみると・・・wikipediaを見ればだいたい書いてありますね。

ちょっと抜粋してみます(以下、ダラダラと長く書きますがw)。

■本名 Peter Sagan ペーター・サガン
■生年月日 1990年1月26日(22歳)
■国籍 スロバキア
■身長 184cm
■体重 73kg
■チーム情報
■所属 リクイガス・キャノンデール
   http://www.teamliquigascannondale.com/2012/eng/main.php?mod=
■分野 ロードレース
■役割 選手
■プロ所属チーム2010-リクイガス・ドイモ
■主要レース勝利
ツール・ド・ポローニュ 2011
ツール・ド・フランス 区間通算2勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算3勝
Jr.MTB世界選手権・XC 2008
チェコ & スロバキア選手権 個人ロード 2011(シクロクロスとロードのWチャンピオン)

名前については、ピーター・サガン、ペテル・サガンと表記するケースもありますが最近のメディアはペーター・サガンで統一されつつあるのかな?

彼のアマチュア時代の戦績をもう少し詳しく補足すると、

アマ時代の主な実績
2007年
シクロクロスとロードレースの国内選手権・ジュニア部門を制覇。

2008年
マウンテンバイク世界選手権クロスカントリー・ジュニア部門優勝
マウンテンバイク欧州選手権クロスカントリー・ジュニア部門優勝
シクロクロス世界選手権・ジュニア部門2位
クロズ・イストル総合優勝。

2009年
GPコーペラティヴァ優勝。

ざっとこんな感じですが、実は兄の「ユライ・サガン」もロードレースの選手でリクイガスキャノンデール所属(弟の活躍のおかげか?)。
メジャーなレースで一緒に走る姿は見たことは無い気が・・・身長173cmと弟より体格的に一回り小さいですね。
http://www.cyclingtime.com/modules/ctridersdirectory/detail_rider.php?id=989&year=2011

9歳ぐらいから自転車に乗り始め、兄のユライとともにレースに打ち込む10代。
この頃は、MTBがメインでロードもついでにといった感じだったようです。

アマ時代の戦績を以てプロチームに売り込むわけですが、ところがここで意外にも落とし穴が・・・
なんと、他のUCIプロチームのテストを受けたら、落とされた(笑)
まあ、ロードでの戦績はたいしたこと無いですからね。
あくまで、オフロード系の選手とみたのでしょう。
今頃はサガンを採用しなかったことを、きっと後悔していることでしょう(笑)
昨年ツールで総合優勝のエヴァンスもMTB出身(VOLVOキャノンデール)なんですけどね・・・

そこで、若手育成に定評のあるリクイガスが引き取ったわけです。
ただ、チームとしてもフィジカル面でのポテンシャルは認めていたみたいだけど、ここまでレースで化けるとは思ってなかったみたい。
リクイガスは良い買い物をしましたね。

そして、プロ入り後。

デビューレースの「ツアーダウンアンダー2010」でのランスアームストロングと逃げて注目を浴び、
http://www.cyclingarchives.com/coureurfiche.php?coureurid=30229

さらに途中リタイヤに終わった「パリ〜ルーベ2010」」での鮮烈な活躍がその後の快進撃のきっかけになったのかもしれません。

世界を驚かすスーパーサガン 2年ぶりの「北の地獄」は途中リタイア
http://www.cyclowired.jp/?q=node/29633

その時の活躍を目の当たりにしたコンタドールが「いずれ自分のライバルになる」と名言。

新世代の夜明け ~ ピーター・サガン
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=13414

2年目の昨シーズンは「まだ自分が良くわからない」と本人もチームも手探り状態で好きにやらせていたようです。
後半は多少プレッシャーもあったのか、レース中にお腹が痛くなるとか、かわいい一面も見せていたとか。
でも、プロ3年目の今シーズンはまさに一皮むけた感じ。

こちらで、サガンの戦績一覧と、ダイジェスト映像が見られます。
http://www.cyclingarchives.com/coureurfiche.php?coureurid=30229

若手ではサガンの爆発的な強さばかりが目だちますが、他にも若い世代で注目すべき選手が。

フィニー、サガン、マーティン… 台頭著しい次世代選手10名
http://www.cyclowired.jp/?q=node/49595

サガンとタイプ的に似ていると言われるボアッソンハーゲンは以前から良いところで活躍を見せていますね。
ただ、第3ステージの登りゴールではサガンのパワーの前に完敗でしたが。

TJ・ヴァンガーデレンはHTCからBMCに移籍してさっそくエヴァンスの信頼を得ているようですね。
TTが強くて、山岳が少なめのレースなら総合優勝も十分に狙える選手だと思います。

体格の良さを生かしていつもサガンのスプリントのリードアウトを担当するダニエル・オスも良い選手ですよ。
ロック大好きなお茶目な青年で、同世代でチームメイトのサガンとは仲良しのようです。

ちなみに、昨日書いた通り、ロードレース界で定番だったリクイガスが今季限りでスポンサーを下ります。
文字通り、イタリアのガス会社です。東京ガスみたいなもの?

代わりに、イタリアのインスタント食品会社の「Ristora(リストラ)」がスポンサーに名乗りを上げた。
5月からすでにジャージにロゴが入ってます。
でも、日本人的にはこのリストラというキーワードがどうにもひっかかってよろしくないw
まあ、バイクにまで入ることはないはずだけど、ウェアにはバリバリに入ってしまう・・・

チームの公式サイトで旧バージョンと新バージョンを併売しているみたいです。
旧バージョンを手に入れるなら今のうちか?
公式サイトでは、少し割高になるけど選手のサイン入りジャージが買えます。
今のうちに、サガンのサイン入りをゲットしておくのもありですね。

旧バージョン
https://www.teamliquigasshop.com/shop/product_info.php?cPath=22&products_id=130&osCsid=85tvb31bgsjv5mgef4780f76o3
注目度高し!ペーター・サガン_e0265002_11394497.jpg

新バージョン(Edition 2)
イタリアのインテリアメーカーDOIMOのロゴが右肩だけになって、空いたところにRistoraか?
https://www.teamliquigasshop.com/shop/product_info.php?cPath=22&products_id=138&osCsid=85tvb31bgsjv5mgef4780f76o3
注目度高し!ペーター・サガン_e0265002_1140956.jpg

公式サイトの通販(キャノンデールファン御用達)
https://www.teamliquigasshop.com/shop/index.php?language=en&osCsid=85tvb31bgsjv5mgef4780f76o3

サガンのサイン入りジャージ
https://www.teamliquigasshop.com/shop/product_info.php?products_id=140&osCsid=85tvb31bgsjv5mgef4780f76o3
注目度高し!ペーター・サガン_e0265002_11405046.jpg

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by rintarou555 | 2012-07-06 12:30 | ロードレース

50年間のカナヅチ人生を経て、トライアスロンに挑戦するへっぽこトライアスリートの備忘録的日記。


by りんたろう