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Eric Clapton Live at Budokan

今夜は26年ぶりにエリック・クラプトンのLIVEに行きました。
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前回は結婚したてでまだ子供が生まれる前で、嫁さんと二人で観ました。
エルトン・ジョンをゲスト、ダイアーストレイツのマーク・ノップラーをサポートギタリストに据えた豪華な布陣でした。

そして今回は、嫁さんの誕生日と結婚記念日をニコイチでというアニバーサリー企画(笑)

LIVEの方はドラムのスティーブ・ガットとベースのネイザン・イーストというお馴染みの強力バックを従え、まもなく69歳になるクラプトンがツボを押さえたプレイで引っ張る。

オッさんだらけのバンドですが、上手くて渋くてカッコ良くて、歳を感じさせない。
クラプトンはツアー引退の噂もあるが、もったいない。

観客はさすがに僕らと同世代かもう少し上の世代のオジサマだらけ(一部オバサマも)。
なので、皆さんお行儀が良くてマッタリと進行。
アリーナの前の方だったのでわりと近い距離で落ち着いて観られました。
ラストの方で皆さんようやく立ち上がってノってくる。
アンコールは1曲で終了。約2時間のLIVEはあっという間。

それにしても、昨年から今年に掛けてオッさんバンド、アーティストの来日が相次ぎますねー。
キッス、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、ボブ・デュラン、ブライアン・セッツァー、ジョニー・ウインター、ジェフ・ベック、TOTO、マイケル・シェンカー、直近数ヶ月で分かっているだけでもこんなに。

今夜の配布物もオッサンをターゲットでテンコ盛り(笑)
BECKとクラプトンという当時の三大ギタリストの内、二人が立て続けに来るとか豪華。
右側はオッサン向けというよりオバサン向け(笑)
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ボブ・ディランとかまだ生きていたのか・・・
ディープ・パープルなんて、オッサンだけどいまだにバリバリのハードロック(笑)
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↓左側のジョン・メイヤーはクラプトンの後継者的な扱いでクラプトンのファンにも人気で便乗。
TOTOも懐かしい・・・
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おそらく、原因としては、

(1)シニアターゲット向けのマーケティング戦略
日本のシニア世代(50〜60代)がこの時代の音楽、アーティストのファンであり、いま、比較的時間とお金に余裕がある。
が最も大きく、

次に
(2)震災後のリスクが薄らいだ(と外タレが感じている)
ということもあると思います。

震災後は外タレがパタっと来なくなりましたから。五輪開催も決定したし、そろそろ大丈夫と踏んでいるのでしょう。

あとは、
(3)アーティストとファン双方の高齢化
といった事情もありそう。

クラプトンはツアー引退、ストーンズもそろそろ来日は終わりという噂もあり、それを興行側もビジネスチャンスと見てるかと。ファンとしても、お気に入りの アーティストがいつ来なくなるかわからない、いつ死ぬかわからない(お互いに)ので行ける時にチャンスを逃さずという心理が働いているのでしょう。

僕はこの現象というか仕掛けを「リターンマーケティング」と勝手に呼んでます。

これは目先のトレンドやライフスタイルの視点だけではなかなか見えて来ないですが、ライフステージで俯瞰すれば予測がつくものです。

10数年前に元リクルートのくらたまなぶさんから直接お話しを伺う機会がありました。
リクルートの新規事業創出のノウハウとして、
・縦軸に趣味や様々なジャンル
・横軸に時系列で人生のライフステージ
を置いて、学校を卒業して就職して、結婚、出産・育児、卒業、定年・・・という人生のシナリオをプロットするそうです。

時系列のタイムラインとイベントに個人差はありますが、年齢層である程度はどんなことが起きるのかの予測はできますね。
ライフステージで言うと、出産・育児より前のステージでやっていたこと、好きだったこと、興味があったことが主なリターンマーケティングのターゲットになってくると思います。
人によっては結婚前の独身時代かもしれませんね。
このライフステージを追いながら、子育てが一段落する時期に網を仕掛ければ一網打尽?というわけ。

二世代マーケィング、三世代マーケティングなんかもライフステージで俯瞰すれば簡単。
親が見たり聴いたりしているものは、子供も小さい頃から慣れ親しんでいるし、親が薦める傾向が強い。
結果として子供たちもファンになる可能性が高いのも事実。
ガンダムなんて典型ですね(関係者の話しでは最初から二世代、三世代で狙ったわけではないとのことだが)。

音楽業界では、オヤジバンドブームはけっこう前から定着化しつつありますし、他のジャンルでも似たような現象は起きています。

これらの現象に共通の特徴としては、歳をとって子育てが一段落すると、若い頃に慣れ親しんだ趣味や好きだったものに再び興味が湧いてくる、憧れていたものを手に入れる、実現したくなるという、特に男性に見られる回帰行動パターン。

僕が48歳からハマったロードバイクブームも典型的な例ですね。
たまたま職場の仲間にママチャリレースに誘われ、表彰台に乗ってしまったのが運の尽き。
その一ヶ月後には中古のロードバイクを手に入れてました。
でも、思い起こせば、子供の頃は自転車が好きで、野球とかの遊びよりも一人で自転車で走り回っている方が好きだった。
小学校のときは当時流行ったフラッシャー付きの自転車を乗り回し、高校時代はロードバイクタイプの自転車で登校したりしてました。

忘れていたものが呼び覚まされた感じがしました。

自転車以外では、リターンライダー(二輪)、リターンスキーヤー、リターンサーファー、リターンゴルファー、リターンフィッシャーなど、各業界でマーケティングのターゲットととしてすでに顕在化しています。

もっとも、気持ちは10〜20代でも、身体が思い通りに動かず幻滅したり、無理して事故や怪我に泣くケースも少なくないようですが…

今後、50〜60代に向けてのこの手のリターンマーケティングはもっと活性化していく気がします。と言っても、ほとんどが男性向けですが(笑)

女性の場合、旅行やグルメ、ファッション、食事、エステとか?
いつの時代、どの世代もスポーツよりも感性消費型の行動がメインなのかな?
鈍感なオッさんにはよくわかりませんが(笑)

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by rintarou555 | 2014-02-22 00:14 | 日常

50年間のカナヅチ人生を経て、トライアスロンに挑戦するへっぽこトライアスリートの備忘録的日記。


by りんたろう