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カヤックのように泳ぐ(スプーン泳法)

今日は新島の準備をしたり、散歩を兼ねて買い物に行ったりでマッタリ過ごしました。
まあ、レースまで残り数日ですし、いまさらジタバタしてもね。
明日ジムで少し泳いで新島向けのトレーニングは終わりにする予定。

ところで、最近スイムで少し自分なりに変化を感じたりしている中で、なんとかカナヅチを脱した?ばかりの身としては、もっとラクに速く泳げないものだろうかと思案中(笑)。

さっそく、面白いHPを見つけました。
高橋大和さんというマスターズスイマーの方が独自?の水泳理論をまとめています。
かなりの長文かつ僕のような初心者には分かりづらい(そもそも体感できていない)部分もありますが、なるほどと思う部分も少なからずあり。

■大和部屋
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/swim.html

この方の唱える、

■新運動理論 重心移動ベクトル化 運動理論
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_vector/vector_index.html

というのがベースにあって、大まかには、

■重心移動ベクトル化 競泳理論
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_vector_swim/vector_swim_index.html

■新泳法イメージ! スプーン泳法
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/spoon_style_stroke/spoon_style_stroke_index.html

■伏し浮き (基本姿勢、ストリームライン)
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_fusiuki/fusiuki_index.html

というコンテンツからなっています。

長〜い内容をザックリまとめると、

「競泳は、重心(丹田)の移動速度を競っているに過ぎない。」
「手や足は、その重心を移動させるための道具に過ぎない。」

要はいかに水の抵抗を減らしながら水に浮き、スムーズかつ素早く重心移動するか?ということかな。

20世紀(1990年代まで)と21世紀では推進方式に大きな違いがあるらしい。
二軸とか一軸とかの違いは書店の本にも書いてあるが、推進方式の違いという表現は初めて見た?
こちらの方がより本質的な話しのような気がする。

もう少し細かく見て行くと、

×20世紀方式のモーターボート式は古い(間接推進方式)
      ↓
○現代はカヤックの要領で手をかいて泳ぐ(直接推進方式)


ということらしい。
この「カヤックのように泳ぐ」というのは五輪スイマーのポポフの表現だとか。

モーターボート式とカヤック方式の違いをもう少し補足すると、

昔の泳ぎが、スクリューと同じ発想で、押し出した後の勢いで加速しようとした間接推進方式であったのに対し、

『入水した手を支えにして、体の方を前にスライドさる推進方法』
新しい泳ぎは、支えにしている水の位置に(これをキャッチと呼んでいる)、体の方を寄せていく直接推進方式に進化したのだ。
20世紀方式で、フィニッシュ!加速』しようとすると、水を引っ張っている間に力が体の各関節に吸収さてしまって水に直接伝わらず、効率が悪い。

だそうです。

なるほど・・・イメージは分かりやすい。
やはり、なるべく重心を前に持って行きつつ、上半身を水に乗せながら水平移動していく感覚?
たしかに、リカバリーから腕を前にスッと出すだけでも重心移動で勢いがついて少し進む気がする。
身体の重心とは身体の重量配分だけでななく、慣性などのモーメントも重要なファクターだから。

それと、こちら。

■キャッチ
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_catch/catch_index.html

重要そうなポイントを採り上げると。
(1)キャッチは小指から
親指を下にしてキャッチする時代は、もう終わった。
現在のキャッチは、小指がやや下~ほぼ水平だ。
ついでに細かい事を言えば、
『人差し指』と『中指』に力が入ってくっつき、『薬指』と『小指』の力が抜けていて離れる時代も終わり、
『小指』と『薬指』に力が入ってくっついていて、『人差し指』と『中指』の力が抜けて離れている。

ということで、教科書に書いてあり、初心者レッスンでも教わる親指から着水は古いということですね。
これは、一軸と二軸での身体と腕、手先の使い方の違いとも関連があるのかな?

(2)肩甲骨の使い方が真逆に変わった
この違いは、肩甲骨の使い方の違いから来ている。
つまり、『指の向きだけ』をマネても、ぜんぜん意味がない。
昔のストリームライン姿勢は、肩甲骨を寄せ、腕を内転させていたから、親指が下になっていたが、
現在のストリームライン姿勢は、肩甲骨を開き、腕は水平~やや外転させ気味だから、小指が下になる。
『肩甲骨を寄せて絞る昔』と、『肩甲骨を開く今』で腕の捻じる方向が逆だから、力の入る指も逆になるし、指の向きも逆になる。

外見から言えば、
昔は、『腰を反って胸を突き出し、お腹をまっすぐにしようとしていた』が、
今は、『お腹を押し込み、背中をまっすぐにした姿勢』を作って泳いでいる。
肩甲骨の使い方が逆だから、ストリームライン姿勢も逆になる。

初心者の僕には違いはよくわからないが、上記のキャッチが親指から小指への変化と腕の内転、外転との相関は理屈としては想像できる。ふつうに伏し浮きの姿勢を取れば、手先は水平または小指が少し下がる感じになる。

(3)現在の泳ぎに、キャッチはない!
現在のストロークでも、肘は水面の高い所に保たれたままストロークしているが、
肩甲骨を開いた姿勢からストロークが行われているため、肘を抜くようなストロークになる。
(長い時間、『前にならえ!』をやらされて、疲れて下がってきた腕を見れば分かるように、昔のハイエルボーストロークと比べると、肘が下がり気味)

キャッチの言葉の定義によって解釈が異なってくる?
弓を引くポーズに似ている?
上体のローリングを抑え、顔を横に向ける。
頭頂をなるべく下げて前に重心を置きながら息継ぎという感じ?

(4)新しい推進方式
冒頭で紹介したモーターボート方式とカヤック方式の違いの部分ですが、
『掴んだ水の位置に、体の方を移動させる方式』
というのは、二軸の理論でも紹介されているし、宮塚さんの骨スイム理論も近いと思う。
やはり、前重心で前に前にという意識を持ちながら身体の重心を移動させるのがポイントなのでしょう。

それで、この方が理論を発展させてまとめたのが、

■新泳法イメージ! スプーン泳法
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/spoon_style_stroke/spoon_style_stroke_index.html

『ミゾオチを、スプーンに乗せたまま動作して泳ぐ』
『重心を、よりまっすぐ、より速く、移動させた奴が速い』


図を見てもすぐにわかりにくい。
どういう感じになるのだろう?
モーターボート方式とは逆で、なるべく上体を水に沈めた姿勢を維持する?
つまり、伏し浮きそのもの。
これは僕にはまだ良くわからない。
手の動きを真似たければ、その前に、体全体の使い方を真似なくてはならない。
もし、I字ストローク(ストレートストローク)を真似て、実際に速く泳ぐ結果に繋げるのであれば、

【手順 1】 重心移動ベクトル化競泳理論
速く泳げる方法を知り、

【手順 2】 スプーン泳法
速く泳げる方法に沿った体の動作(動作感覚)を習得し、

【手順 3】 I字ストローク
そして初めて、手足の細かい動きを模索できるのだ。

だそうです。
ただ、この方も言われているように自分自身がまだ試合で結果を出せているわけではないと。
なので、発展途上の理論かもしれませんが、何らかのヒントにはなるかも。
スプーン泳法は、
『伏し浮きの原点の中の原点』に集中する事で、
この両立を可能とする泳ぎ方だ。

伏し浮きで問題になるのが、肺のついていない『重たい下半身』だが、これを引っ張り上げるには、
『胸を前転するつもりで回転させる』
と、その回転に『背中』や『太ももの裏』の筋肉が引っ張られ、結果的に重心が引っ張り上げられる。


まだまだ紹介し切れない、というか消化し切れていない内容が沢山あるのですが、
整理すると、現代流のスイムは、
・スイムは前への重心の移動が大事
・そのための正しい姿勢作りは伏し浮きで
・身体の中心がぶれないようにする(無駄な動き、水の抵抗を生まないため)
・クロールのプルはS字ではなくI字型の方が重心がブレにくく効率がいい


一昨日のスイムで、
・身体を真っすぐ伸ばして前へ前へと重心を掛けていく
・身体を水に乗せながら上半身に意識を集中させる
・I字型のプルで左右のブレを抑える(前影投影面積を減らす?)
という感覚は少しつかめた気がする。
ローリングを抑えてコンパクトに呼吸することで、水の抵抗も減り、推進力も上がる気がする。
新島には間に合いませんが、次戦の大井川港、さらに珠洲のミドルへ向けて改善をしていこう。

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by rintarou555 | 2014-05-06 21:34 | Swim

50年間のカナヅチ人生を経て、トライアスロンに挑戦するへっぽこトライアスリートの備忘録的日記。


by りんたろう