人気ブログランキング | 話題のタグを見る

【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)

完走記を一気に書いたらあまりにも長くなってしまったので、前半、後半に分けました(笑)

前半の部はこちら。
【完走(前半)】BRM919千葉600km喜多方(スタート前〜PC4)
http://at105rpm.exblog.jp/23700173/

では後半の部スタート。

【PC5~通過チェック】 区間37.4km、累計398.3km
PC5(398.3km)のセブンイレブン福島平田店でこの先の広域農道へ向けて補給、休養。
ブリーフィングでもあった通り、ライトが切れたら終わりなので、ヘッドライト用の予備の乾電池を購入。
フロントライトのバッテリーも予備に交換。
万全の体制でエスケープ無しの後半の難所へ挑む。

【通過チェック~PC6】 区間65.9km、累計464.2km
スタートしてからほどなく、噂?の広域農道へ入る。
民家の明かりなどなく真っ暗な中、細かいアップダウンがこれでもか!と続く。
下りの勢いで上り返せるかと思いきや、けっこうな勾配と距離があるので難しい。
暗くて先がよく見えないので、走りのリズムもつかみづらい。
もう一人のライダーと協力して一緒に先をライトで照らしつつ、おしゃべりしながら気を紛らわせる。

アップダウンの無間地獄に二人ともうんざり気味・・・こんなに厳しいとは思って見なかった。
農道って、ふつうはもっと平坦基調でのどかな田舎道でしょ?
これって、完全にヒルクライム(笑)

何十回とアップダウンを繰り返した?
徐々に高度が下がってくるのはわかっているが、長い登り返しがあると気が滅入ってくる。
毎年この区間で消耗してしまう参加者が多いに違い無い。

そのうち、ようやく長い下りへ。
気持ちよくダウンヒルをしていたらもう一人のライダーが遅れてしまったみたいで後ろを振り返ると光が見えない。
下った先の交差点に建物がある。ひょっとして・・・交差点を曲がったところに自販機が数台並んでいた。
ドリンクはまだたっぷり残っているが、ここで小休止。
しばらく待ったがさきほどのライダーが来ないので、先を急がせていただくことにした。

PC6には6時過ぎに到着。延々と続くアップダウン地獄にタイムアウトが頭をよぎったがなんとか間に合った。
マージンは相変わらず1時間未満だが、ほぼ予定通り。
残りのコースと距離(140km)と時間(10時間)を考えるとここさえ間に合えば十分。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14040954.jpg
いよいよ栃木まで戻ってきた。
金曜日夜から合計3時間も寝て無いが、いまのところ眠気は無い。
さきほどの広域農道で緊張感があったせいか、かなり興奮状態なのかもしれない。

清々しい朝の青空を見ながら、コンビニの佐野ラーメン。
喜多方に味は似ているが、これはこれで独特の風味があって美味しい。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14035700.jpg
残り140km、いよいよゴールが見えてきた?

【PC6~PC7】 区間109.8km、累計573.8km
PC6を6時40分ぐらいにスタート。
ここからは平坦基調、やや追い風が走りやすかったが、途中でドンドンと気温が上がるにつれ、少し体にダルさが出てきた。
さすがにここまでの疲労蓄積が出てきたか?時間的にはかなり余裕はある。

残り110kmあたりで集中力を欠いてつまら無いミスコースで2.5kmぐらい余分に走る。
これまで500km、ノーミスで来てたのに・・・

9時20分ぐらい、残り85km地点の荒宿のファミマで小休止。二度目の朝食。
日当たりも良かったので、今回で唯一眠気を感じた時間帯。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14191774.jpg
天気はこの通り最高。カラッと晴れて気持ち良い。
甘いものも食べたのでしゃきっとしてきて体調もバッチリ(お尻は痛いが)。
りんりんロードから農道を抜けて、気持ち良く走り続ける。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14222917.jpg
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14224115.jpg

PC7(573.8km)のセブンイレブンつくば桜柴崎店には11時35分ごろ到着。
ランチは冷やしたぬきうどんとおにぎり。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14224933.jpg
ゴールまであと少し。
頑張るぞ!

【PC7~Finish】 区間31.9km、累計605.5km
途中からスタート後にしばらくご一緒だった方と再び一緒になり、ゴールまでおしゃべりしながらゆっくりと帰還。
ゴール地点のセブンイレブンの位置がわからず少しアタフタしたが、Google先生に聞いてすぐに解決(目と鼻の先だった)。

14時05分、無事にPC7のセブンイレブン取手新町3丁目店にゴール!
完走のお祝い?に今回初のガリガリ君。
実はゴールまで楽しみで封印しておいた。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14593157.jpg
待機していたスタッフの方の話だとDNF多数でかなり厳しい600になりそうとのこと。
ホントに無事に戻ってこれてよかった。

スタート地点の道の駅しょうなんには少々道に迷いながら戻ってブルベカードを提出。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14594612.jpg
ゴール時のレシートのチェックタイムは14時06分なので、認定タイムは37時間56分。
事前に過去の参加者のblogなどを参考にPCごとの通過タイムを予測し、ゴールは37時間ぐらいと見ていた。
通過タイムはわりと予測に近かったので事前にシミュレーションしておいてよかった。
予測よりは1時間近く遅れてしまったが、まあ、この距離と時間では誤差の範囲かな。
休憩時間を1回あたり20分〜30分と見ていたけど、実際には30〜40分も掛けてしまっているのも読み違いのもと。
全体のアベレージスピードは23km/h台でほぼ目標通りだったので実走のペースは悪くなかったと思う。

今回は完走率がかなり低くなりそうで、DNFが半分ぐらいかもとのこと。
突然の雨や山での天気の荒れや昼夜の寒暖差など、悪条件が重なったようだ。
トップの完走者でも35時間ちょっとらしいから、相当にハードだったと思う。

主催者のAJ千葉の皆さんにご用意いただいたスープとお菓子、コーラなどをいただきながら、手賀沼サイクリングロードを行き交う人々を眺める。
ようやく普通の世界に戻ってきたという実感が湧いてきた(笑)
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_15003094.jpg
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_14595568.jpg
【ゴール後〜自宅まで無事に帰るのがブルベ】
しばらく休憩してからお礼を言って、向かいの温浴施設へ。
16時ぐらいに入館して風呂に入り、17時ぐらいから仮眠室の窓際で爆睡・・・zzz
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_15014746.jpg
自然と目が覚めたのは21時半ぐらい。死んだように寝ていた(笑)
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_15000445.jpg
我孫子まで自走して、駅前でラーメンを食べてから、輪行して日付が変わる前になんとか帰宅。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_15001533.jpg
途中で我孫子駅にヘルメットを忘れたことに気づいて忘れ物センターに連絡したが見当たらないとのこと。
改札の近くにあったはずなのにたった数十分の間に持って行かれたとしたらショック。
明日また電話してくれとのこと。

【初600の翌日の体調と身体のメンテナンス】
翌日は午後から銀座のクライアント先で会議など。
筋肉痛はあるが普通に歩けるし、ゆっくりならジョギングもできる。
19時半ぐらいに上がって、西銀座デパート地下の整体に急きょ駆け込む。
地元のいきつけの整骨院を予約していたが間に合わないのでキャンセルした。
初めての店だったが、80分コースでたっぷりと骨盤矯正とマッサージをしてもらった(時間の割にお得)。
もともと右脚の方が1センチぐらい短く、運動で負荷をかけると筋収縮でさらに短くなる。
今回はなんと3センチも短くなっているらしく、立つと右肩が下がっていた。
さほど疲れていないし、痛みも特になかったので大丈夫だと思っていたら、さすがにあちこちにダメージが出ていたみたい。

メンテ後は昨日忘れたヘルメットが出てきた我孫子駅へ。
結局、終電で帰宅。疲れたー。

ちなみに、23日は富士チャレンジ200(僕は200km、嫁さんは100kmソロにエントリー)。
二日半でどれだけ超回復できるか?
今日の時点では昨日の緊急メンテナンス効果もあってか、筋肉の張りはあるがなんとかなりそう。
まあ、気負わず淡々と完走を目指します。

⬛︎走行データなど ※Garminより
距離:607km(一度のミスコース含む)

認定タイム:37時間56分(休憩など含む総所用時間)
実走行時間:26時間05分

平均速度:23.2km/h
最高速度:
54.9km/h
獲得標高:5245m
平均心拍数:128bpm(MAXの65%ぐらい)
最大心拍数:165
bpm(MAXの84%ぐらい)
平均ケイデンス:71rpm
消費カロリー:9561cal

休憩:12回(公式CheckPoint8回、その他3回、健康ランド1回)、その他自販機でドリンク補給2回
仮眠:3回3時間弱(金曜日夜の出走前1時間、土曜日昼1時間、土曜日夜45分)
補給:時間帯を問わず休憩の都度何かしら食べたのと、移動中は井村屋のスポーツ羊羹を計5つ、いつもレース後にお世話になっている「金グリコ」15錠を3回に分けて服用

とにかく睡眠が足りない分、よく食べてよく飲んだ。
それと、富士チャレンジ200へ向けてあまり無理も出来ないので、足腰に負担を掛けないよう、登りでも心拍数をなるべく150bpm以下に抑えるように走った。
結果、大きなダメージは今のところない。距離が長くなるほど走り方は大事だと実感。

アベレージスピードも目標通りで23km/h台をキープできた。

それと、キューシートを基本にコースや時間帯(特に夜間)はスマホのアプリを組み合わせることでミスコース防ぐことができた。スマホのナビアプリがあると迷いやすいような場所でもさほど減速せずにコース取りすることができるのでストレスも減る。
iOS用ならMotioX GPX、Android用なら地図ロイドが使いやすいと思う。
いずれもルートラボのGPXデータを読み込ませて使う。
シンプルでGPSの追尾性が高く使い勝手のいいのは
MotioX GPX。ほぼリアルタイムでコースと位置が把握できる。
一方で、地図ロイドは標高や距離も表示してくれるが追尾性が弱いと思う。最短にセットしても飛ばしていると交差点を行き過ぎてしまうことがある。もっともAndroidは機種依存が激しいので機種によって動作が異なるかもしれないが。

その代わり、スマホをナビに使うときはバッテリーを消耗するので10000mAぐらいの大容量充電バッテリーは必要。
今回はこれを持って行った。13000mAもある。

いまどきのスマホは1回充電で最低3000mAぐらいは消費するのでこれでもフル充電4回分ぐらい。
600kmで常時使いっぱなしだともう一つバッテリーが無いと厳しいと思う。
10000mAクラスだとバッテリーは軽いものでもひとつ200~250gぐらいの重量はあるが、スマホの利便性といざというときの通信連絡機能の確保を考えるといまどきのブルベはスマホを有効活用するのがいいと思う。
ライトもUSB給電タイプを持っていけば、いざというときに大容量バッテリーが生かせると思う。

スマホをハンドルに防水型ホルダーで固定して、


Topeakの防水型トップチューブバッグにバッテリーを入れて使っている。
バッグの中仕切りの片側にバッテリーとケーブル、もう片側に塩タブレットなどの小さ目の補給食を入れておく。


ちなみに、今回持っていたライトはこちら。
夜間走行の長い400km以上のブルベではバイク本体と同じぐらいにライトが機材では重要と思う。

まず、ひとつ目。Amazonのレビューを見ての初投入だが明るさは十分で使い勝手は良さそう。


こちらも明るさは十分で明るさ調整も可能。わりと広めにボワーッと照らす感じ?


こちらも明るさは十分だが、本体が平面でツルツルしていてBikeGuyのアダプターとの相性がよろしくない。
途中ですっぽ抜けて落ちた。対策を考えないと・・・


この3つのうち2つをTNIのアダプターにセットで、一つは予備でサドルバッグへ。


いずれもバッテリーは共通の18550タイプなのでこれを予備で持って行った。


ヘッドライトは3年前から愛用のこちら。
怪しいノーブランドの中国製ではなく量販店でもおなじみのジェントス製。

ハイパワーモードでも持続時間が長いのでもっとも信頼を置いている。
中間モードでもよほどの田舎道では無い限り十分に使える。
乾電池で動くのでバッテリーの入手性が良いのがメリット。
夜の峠の下りでは行く方向をフロントライトよりも先回りして照らせるので安心。
配光もわりとスポット的で狙った場所やエリアに首を向けるだけで確実に照らせると思う。
それだけでもヘッドライトの価値はあるし、道路標識や看板、キューシートの確認もしやすい。
テールランプも付いているし、慣れれば重さもさほど気にならないレベル。
ナイトブルベには必須のアイテム。


ハンドル周りはこんな感じ。
100均の硬質A5ホルダーにA4のキューシートを半分に折って収納。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_22061157.jpg
ミノウラのアダプターに裏から透明の荷造りテープで固定。


キューシートには多少加工をしてある。
・フォントを太字かつ大きめに調整(デフォルトだと老眼では小さくて見えないためw)
・右端にPCごとの到着予測タイムや区間距離を入れてある
これでだいぶん見やすくなる。

このやり方が一番シンプルで、これとスマホのナビアプリがあれば困らない。
いまどきコマ図の時代では無いと思う。

スマホホルダーは写真のむき出しタイプと使い分け(雨天時は↑のBM WORKSの防水タイプ)。
サブサイコンはGIANTのNEOS PRO。ANT+のセンサーをGarminと共有できるので余分なセンサーが不要。

100均の防水チャック付きのビニールに同じキューシートを予備として入れて背中のポケットへ。
ハンドル用と同じくキューシートにはそれぞれのPC間の距離と到着予測タイムや大まかなアップダウンの記号を追加。
本来はもう少し細かい情報を入れたり、Garminの高低差機能を使う手もあるが、あまり情報が多すぎても考え過ぎてしまう。これだけでも情報としては十分。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_22054858.jpg
ライトはTNIのアダプターに下向きに二個、BikeGuyのホルダーで固定。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_22060561.jpg
目元はワイズロードのオリジナルの調光タイプのサングラス(単にこれがが一番安かったから)。
さすがに直射日光は厳しいが、夜間も走るブルベなら偏光サングラスよりも良いと思う。
【完走(後半)】BRM919千葉600km喜多方(PC5〜Finish)_e0265002_22063842.jpg
次は今週末の26日の400にエントリーしているが、残念ながらイベントの仕事が入ってしまった。
10月3日青葉の600にもエントリーしているが、こちらはまだ走るかどうかは未定。
この600をクリアすると200、600×2クリアで、あとどこかで300をクリアすれば今年は念願のSR取得できるが、11月のさいたま国際マラソンに向けてラントレもしないといけないので悩ましい。足腰にダメージを残してはトレーニング再開できないから。

明日の富士チャレンジ後の身体の状況と相談かな。
過去二度とも完走しているが、今回はダメージがどのぐらい影響するか?・・・


↓↓↓よろしければこちらをポチッとお願いします(笑)
にほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村
にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村

by rintarou555 | 2015-09-24 18:55 | レース・イベント

50年間のカナヅチ人生を経て、トライアスロンに挑戦するへっぽこトライアスリートの備忘録的日記。


by りんたろう